2023年11月12日 更新
はじめに
発達障害と言いましても多種多様な特性があります。具体的には、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如・多動症)、LD(局限性学習障害)の3つです。
中でも、ASDとADHAは合併することが多く、さらに知的障害・感覚過敏・発達性協調運動症が合併するケースも珍しくありません。
その一方で、特定の知的能力が際立って優れているサヴァン症候群(ギフテッドともいう)と呼ばれる事例があります。
よって、本サイトで取り上げる「主な発達障害の症例」は次のとおりです。
【発達障害の特性】
・ASD(自閉スペクトラム症=自閉症スペクトラム障害)
・ADHD(注意欠如・多動症=注意欠陥多動性障害)
・LD(ディスレクシア[失読症]およびディスカルキュリア[算数障害]を含む局限性学習障害)
【発達障害と合併または関連する特性】
・知的障害(境界知能を含む)
・HSP(感覚過敏)
・DCD(発達性協調運動症)
・ギフテッド(サヴァン症候群)
まずは、我が子の発達障害特性をしっかりと理解したうえで、その子にあった教育環境を整えてあげることが重要です。
昨今は発達障害に関する医療技術の進歩や社会構造の変化にともない、本人の特性に合致した教育環境の整備や本人の興味や好奇心に基づく強みを伸ばす教育が望まれるようになってきました。
具体的には、幼少期の発達検診・療育、小学校〜中学校までの特別支援教育・学童・放課後デイサービス・スクールカウンセラーによる援助などが公的教育として法的に制度化が進んできました。
ところが、発達障害を十分に理解していない教員や医療関係者も珍しくなく、特別支援や放課後デイサービスなどの学校教育だけでは十分とは言えません。
そこで、本チャプターでは学校の発達障害支援教育に加えて、個別の家庭で実施可能な知育について成功事例を紹介します。具体的には、情操教育・協調運動機能改善支援・個別学習教育・通信教育・資格取得支援・就労支援などの民間サービスをご紹介します。
さらに、子育てにおいて極めて重要な要件が家族関係です。親子関係・夫婦関係・兄弟姉妹関係の在り方についても問題提起および解決策の提案ができれば幸いです。
● 発達障害児の子育ての基本
・「我が子が発達障害かも?」と感じたら、親がやるべきこと5選(発達障害の診断が確定するまでの6ヵ月〜数年間)
・子供の行動をよく観察すること
・子供の興味や楽しみが第一優先
・「無理をさせないこと」が何より大事!
・弱みの克服は不要 → 強みを伸ばせ!
● 学校での発達障害児支援
・通級(インクルーシブ教育)
・特別支援学級
・学童
・放課後デイサービス
・スクールカウンセラー
・図画工作教室
・音楽教室
・PTA活動
・合理的配慮:【缶バッジ】発達障害を意思表示する方法 西出光さん(ADHD)の提言を読み解く!
● 発達障害児の家庭内知育
・絵本の利用法
・通信教育の利用法
・情操教育は役立つか?
・個別学習教育の仕方
・ペットを飼うことの効能
・資格取得の効能
・携帯ゲームのやり過ぎはダメなのか?
・子供のIQが高い場合(成績優秀)の教育方針
・発達性協調運動症の改善支援
・顔の感情表現を認識する力の向上(相貌失認は発達障害児にも見られる特性)
・【進学問題】計画的にコツコツ勉強することが苦手な発達障害児に親はどう向き合うか?
● 資格取得
・ 英会話
・ プログラミング
・ 簿記
・ 高卒認定:【高認試験に合格】発達障害の息子の努力が実った「初めての成功体験」
● 発達障害者家族の親子・夫婦・兄弟姉妹の人間関係の改善法
・玄関に並ぶ靴は家族の縮図
・父親は発達障害児の道化師になれ!
・親は発達障害児の内なる声を聴け!
・親は発達障害児の非常識を肯定できるか? 発達障害と普通との違いを考えよう!
・発達障害児の父親は妻との夫婦関係を改めよう!
・発達障害者家族の私が “佐々木常夫さん” から学んだ「父親の心得7選」(家族の絆 編)
・発達障害児との親子関係が悪化したとき、親がとるべき関係修復法5選
・発達障害児の両親と祖父母との関係性はどうあるべきか?
・きょうだい児のケアはどうすればいいの?
・妻または夫が自閉症スペクトラム障害傾向(ASDグレーゾーン)のとき配偶者はどうすればよいか?
・妻または夫が注意欠如多動傾向(ADHDグレーゾーン)のとき配偶者はどうすればよいか?
・妻または夫が愛着障害の可能性があるとき配偶者はどうすればよいか?
● 自治体による支援
・文化活動(例:祭事、運動会)
・ボランティア活動(例:こども食堂、スクールガード・地域観光・工場見学)
・ママさん女子会
以上
2023年11月12日 更新