* 記事ボリュームは8,507文字です。お時間がない方は、冒頭のチャプターの「はじめに」だけをお読みください。
はじめに
2022年7月15日掲載のYahooニュースに「”配慮されることが当たり前”とは思わない 発達障害の僕が考える”ズレ” 決めつけで生まれる”すれ違い”」と題する記事が掲載されました。
著者は、自らADHDであることを公表している”訪問介護士の西出光さん”(奥さんは絵本作家の西出弥加さん)です。
このニュース記事によると、西出さんは「発達障害者への配慮に対する考え方において、発達障害の当事者と健常者の間に大きなギャップがある」と指摘しています。要約すると、次の4つです。
① 身体障害と異なり、発達障害は見かけではわかりにくい障害であるため、発達障害の当事者の特性や困り事を健常者に直感的に理解してもらうことは難しい。
② 近年、発達障害の認識が社会に広まりつつある一方、健常者からは「配慮されるのが当たり前とは思うな」「努力せずに周囲に理解しろと押し付ける当事者の態度はいかがなものか」「甘えるな」という声があるが、発達障害者である本人としては「配慮してもらうことが当たり前」とは思っていないし、必ずしも「特別扱いしてほしい」というわけでもない。
③ 一口に発達障害と言っても、その特性は多種多様で程度に幅があることをまずは健常者に理解してほしい。そして、「発達障害者はこういう人だ」という一つの枠組み(偏見)で判断しないでほしい。
④ 発達障害者の側としても、健常者に対して配慮してほしいときは自身の特性や苦手な部分を伝える努力が必要だが、現実はかなり難しい。西出さん自身も「質問されなければ、自分の方からあえて積極的に困り事を伝えようとしない」とのこと。
私は西出さんの気持ちや考え方はよく理解できます。なぜなら、私自身も発達障害児(長男がADHD+ASD/長女がASD)の子育ての経験を通じて、同じように感じてきたからです。
この10年で発達障害の認知度が著しく向上してきたとはいえ、社会の偏見や無理解はまだたくさん残っていることも知っています。
発達障害者と健常者がうまく共存していくためには本記事のテーマである「配慮」に対する双方の認識ギャップを埋めていかなければなりません。そこで、私としては、とりあえず今できる現実的な解決策を検討することが重要だと考えています。
本記事では、発達障害者が健常者に配慮を求めるうえで、双方がうまく認識一致できる方法を探ってみたいと思います。
本記事の【結論・要約】は次のとおりです。
● 発達障害者が健常者に対して困り事を伝えたいとき、その健常者との人間関係の有無によって態度は大きく異なる。
● 学校・職場・公共の場において、健常者は発達障害者の困り事に対して適切な配慮をしなければならいが、発達障害者と健常者との間で「配慮」に対する認識のズレがある。
● 発達障害者は「自分を理解してほしい」という欲求が強いが、それをうまく伝えることが苦手である。
● 健常者の偏見に基づく「レッテル貼り」によって、発達障害者はとても苦しめられている。
● 発達障害は外見だけでは障害の種類や程度が分かりにくいことから、子供のみならず大人の障害者も含めて「障害があることを意思表示する手段」としてヘルプカードや発達障害の意思表示バッジが役立つことがある。
本記事で紹介する「発達障害者におすすめのヘルプカード」および「関連書籍」は次のとおりです。
● ホルダー付きヘルプカード「ホルダー付きのヘルプカード」(ホークアイ【のびパス/ヘルプマーク】光に反射するパスケース オリジナル商品 ヘルプカード付属 全長:幅70mm×高さ210mm)ヘルプカード
● バッジ「発達障害を意思表示する缶バッジ 」【3個入り】 multiplicationXX 発達障害 バッジ 自閉症 ASD ADHD 発達障がい 自閉症 スペクトラム 缶 バッチ set 32mm 44mm 57mm クリップ アピール ” 見えない障害にご理解を ” 意思表示バッジ
● バッジ「聴覚過敏を意思表示できる缶バッチ」聴覚過敏マーク 缶バッジ 54mm
● バッジ「”感覚過敏によりマスクができない” ことを意思表示する缶バッジ」[あすにこ] 皮膚接触過敏の意思表示バッジ 過敏症 缶バッジ バッチ マーク サイン (3種)
● 書籍「 自閉スペクトラム症の理解と支援:子どもから大人までの発達障害の臨床経験から」 本田秀夫(精神科医・医学博士/信州大学 医学部 教授)=著
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発達障害者が健常者に配慮を求めるときの伝え方は状況により異なる。
日常生活や仕事の場面において、発達障害者が健常者にヘルプや配慮を求める場合、その困り事の伝え方は発達障害者と健常者との人間関係や環境によって異なります。具体的には、次の2パターンに分かれます。
① 発達障害者と健常者の間に一定の人間関係がある場合(例:学校、職場、病院など)
② 発達障害者と健常者が全く他人である場合(例:電車など交通機関、公園、娯楽施設、ショッピングモールなど)
①の場合、発達障害者と健常者はこれまでに話をしたり、一緒に作業に取り組んだりするなどの経験があり、互いに相手方の立場・性格・考え方をある程度知っている状況です。
具体的には、学校での生徒(発達障害児)と先生(健常者)、職場での部下(発達障害者)と上司(健常者)、病院での患者(発達障害者)と看護師(健常者)が例として挙げられます。
一方、②の場合、発達障害者を取り囲む人々が全て他人であるような場面です。具体的には、電車・バス・飛行機など交通機関における乗客(発達障害者)と乗務員(健常者)、公園・運動場・娯楽施設における利用者(発達障害者)と管理者(健常者)、お店・レストランにおける客(発達障害者)と店員(健常者)が挙げられます。
ちなみに、2016年4月に施行された「障害者差別解消法 (正式名:障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)」により、学校・企業・行政の現場において一定の条件付きながら発達障害者へ適切な配慮(合理的配慮という)を提供することが義務付けられました(民間企業においては努力目標)。
例えば、特別支援学級に在籍する障害児童に対しては現場で次のような配慮がなされています。
・ 板書が苦手な生徒にはプリントの写しの配布やタブレットの使用
・ 口頭での指示を聞き取ることが苦手な生徒には、メモした紙を渡したり、ホワイトボードに手書きして指導
・ 聴覚過敏の生徒には、防音対策をした場所での学習などです。
職場での配慮の求め方
障害者雇用促進法では、合理的配慮の対象となる障害者は「身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、その他の心身の機能の障害があるため長期にわたり職業生活に相当の制限を受け、又は職業生活を営むことが著しく困難な者」とされています。
ですから、発達障害の社員は職場の上司に対して自身の特性や困り事を説明したうえで、一定の範囲内で企業側にサポートを求めることができます(事業主に対して「過重な負担」になる場合は除く)。
ところが、障害者枠での採用ではなく一般社員として採用された発達障害者においては改めて職場の上司や経営幹部との話し合いが必要になります。
私の経験では、一般にADHDの社員の場合は事務処理ミスや時間厳守が難しいことが多く、ASDの社員の場合は同僚や上司とのコミュニケーションにおける困難があるケースが多いです。
いずれにせよ、近年は発達障害特性を上司や同僚に理解を求める機会が与えられていますので、発達障害のある社員の方は問題解決に向けて前向きに取り組めるようになりつつあります。
それでも、この2年はコロナ禍の影響もあり、在宅ワーク(リモート)やフレックス制度などを導入する企業が増えたため、社員(一定のITスキルは必要)は自己都合で時間管理や業務報告ができるようになってきました。発達障害者にとって、この働き方は障害をカバーできるため非常に好都合です。
逆に言えば、発達障害者はITスキル(例:デジタルデバイスの使い方・テレマーケティング・プログラミングなど)を習得して、在宅ワークが可能な職種変更を目指すと良いキャリアアップにつながると思います。
学校での配慮の求め方
特別支援学級の児童においては、すでにそれぞれの児童の障害を担当教師が熟知しており、こまめな声かけや個別の教育指導が行われていますので、概ね良い教育環境だと思います。
ところが、低学年の生徒の中には、困ったときでも自分の方から先生になかなか声かけができないケースがあります。
その原因は次のとおり3つあります。
① 外交性の欠如というASDの特性(恥ずかしがり屋という性格が重複することがある)
② 自分の気持ちを言葉にできないという言語能力の問題
③ そもそも、本人に困り事という認識がない(特に発達の遅れが顕著な低学年の児童に見られる)。
【私の息子の事例】
息子(ASD+ADHD)も小学校低学年のときは、困り事があっても自分から周りの人に相談することがほとんどできませんでした。彼の場合、引っ込み思案な性格(ASD特性とも重複)と先生との信頼関係が十分に築かれていなかったことが理由だと思います。
具体的には、忘れ物、体育や水泳の授業で着替えが遅い、頭痛や腹痛があっても伝えられないなどです。
彼の場合、引っ込み思案な性格(ASD特性とも重複)と先生との信頼関係が十分に築かれていなかったことが理由だと思います。
その後、息子は小学4年性くらいになって漸く本人が心を許せる教師や友達ができて、少しずつ自分から話せるようになってきました。
一方、発達障害またはグレーゾーンの児童で通常学級に在籍している場合、その担任教師が発達障害に関する十分な理解がないときは問題が発生します。
これは、かなり深刻な問題なのですが、教師自身が自主的に発達障害の特性と対応の仕方を学ぶ姿勢がないと解決は難しいかもしれません。
ちなみに、一部の小中学校では、障害児の教育指導が未経験の教師を対象に特別支援学級の研修制度が始まるようです(私信)。このような取り組みが全国的に広まるとよいと思いますが、文部省が障害児研修の制度化を検討中のようです。
【虹色の朝陽さんの事例】
ASDの息子さんの親御さんであるキミカさん(人気YouTuberの虹色の朝陽さん)はラジオ Voicy の配信で、「息子が学校で困り事を伝えられない」と悩みを告白されています。
キミカさんは、その解決策としてヘルプカードの利用を提案されています。この配信の視聴者さんからのコメントによると、一部の学校ではカードを使った申告制度をすでに実施しているところもあるようです。
引用元: Voicy 「困りごとが伝えられない」 発達障害児子育て虹色の朝陽 =2022年7月11日配信
電車・公園・娯楽施設など公共での配慮の求め方(ヘルプカードと発達障害児バッジ)
さて、電車・公園・娯楽施設など公共での配慮の求める場合、相手方が他人であるということが大きな障壁になります。
身体障害者であれば外見で障害の程度を察することができますが、発達障害者の場合は健常者との外観上の区別がほとんどありません。
実際、外出先で困りごとが発生したときに、発達障害であるがゆえの特性を伝えなければ、周りの人に状況を理解してもらうことはできません。私の経験では、具体例は次の4つです。
① 体や手足が頻繁に動く(走ったり飛び跳ねたりすることもある)。
② 通りすがりの人とよくぶつかる。
③ 疲れると立っていられず、床や路面に座り込んでしまう。
④ 人混みや騒音により、頭痛がしたり気分が悪くなったりする。
困りごとが発生したとき自身が発達障害であることを周りの人に口頭で伝えたとしても、その人に発達障害に関する一般的な知識がないと理解してもらえないことがあります。
また、発達障害の当事者が幼児や小学生であれば、他人に話しかけること自体が困難なことが多々あります。
● ヘルプカードの利用
そんなときはどうすればよいでしょうか? 東京都福祉保健局が交通機関を中心に取り組んでいる解決策が「ヘルプカードの利用」です。
緊急連絡先や必要な支援内容などが記載された「ヘルプカード」は、障害のある方などが災害時や日常生活の中で困ったときに、周囲に自己の障害への理解や支援を求めるためのものです。
ヘルプカードは、特に、聴覚障害者・内部障害者・知的障害者・発達障害者・感覚過敏者(聴覚過敏・皮膚接触過敏)など、一見、障害者とは分からない方が周囲に支援を求める際に有効です。
このヘルプカードを携帯ホルダーに設置すれば、その裏面に連絡先・発達障害の特性・可能性のある困りごとなどを記載した紙を携帯することができますので、とても便利です。
ホルダー付きのヘルプカード(服やカバンに取り付け可能)をご希望の方は購入することができます。
ちなみに、ヘルプマークは東京都福祉保健局のホームページからPDFをダウンロードして簡単に印刷することができます。
● 「発達障害者家族としての意思表示バッジ」の利用
上述のヘルプカードは全国24都府県で利用が推進されていますが、まだまだ全国共通で利用できるわけではありません。また、東京・大阪・愛知・福岡など都心でもまだ認知度はそれほど高くありません。
ヘルプカードを持っている人を見つけたとしても、それが内部障害・発達障害・知的障害の方の場合は直ちに障害の種類や程度を認識できないことも多々あります。
実際、重い多動症の子供を連れて電車に乗るときは事故の予防や他の乗客に迷惑をかけないようにするなど気を使います。また、子供が迷子になったときの備えも必須です。
息子が幼少の頃はヘルプカードのような制度がなかったので、ポケットに連絡先と発達障害の特性を記載した紙を持たせていました。
また、万一に備えて、外出する前に玄関で息子の全身写真を撮って、迷子になったときに顔・背丈・服装の情報を乗務員や警察に伝えるためです。
そんなときの解決策として、発達障害者児用バッジが役立つかもしれません。もちろん、「我が子が発達障害であることを見ず知らずの他人に公表したくない」という親御さんもいらっしゃると思いますし、「こんな缶バッジはダサい」と感じる方もいらっしゃると思います。
ただ、私は、息子(ADHD)が幼少の頃にこんなバッジがあれば、間違いなく利用していただろうと思います。
息子は多動性が強く、親とはぐれて一人になっても気にならないという特性があったので、ショッピングモールや旅行先で迷子になることが頻繁にありました。そのときの大変さを思い出すと、発達障害児の親御さにはオススメしたい逸品です。
ちなみに、感覚過敏は発達障害に合併しやすい特性の一つです。その一つに、マスクが顔に接触することが耐えられない皮膚接触の過敏性の人がいます。そのような方が人混みが多い場所で、感覚過敏によりマスクができないことを意思表示する缶バッジが市販されています。
また、聴覚過敏(例:電車内での話し声・イヤホンから漏れる音・急ブレーキの音・吊革が擦れる音)の方においても、聴覚過敏を意思表示できる缶バッチがあります。
発達障害者は自分の特性を健常者に理解してほしいという切実な願いがある!
実は、多くの発達障害者の共通した願いが、「職場・学校・公共機関などで周りの健常者に自分の発達障害特性を理解してほしい」というものです。
もっと言えば、彼らは「私はこういう特性がある人間なんだけれども、みんなと仲良く共存していきたいんだ」という思いを伝えたいのです。
冒頭に紹介した西出光さんもまさしくその一人ですが、我が息子(ADHD+ASD)もそうでした。なぜなら、発達障害が原因で多数の困りごとを経験し、いじめ被害や社会不適応の苦痛を味ってきたからです。
発達障害の専門医である本田秀夫さん(精神科医・医学博士/信州大学 医学部 教授)は、著書「 自閉スペクトラム症の理解と支援:子どもから大人までの発達障害の臨床経験から」の中で、他者理解の必要性を主張されています。以下に、大人の健常者が発達障害児と接するときのコツを引用して紹介します。
● 自閉スペクトラム症の人たちと接する際のコツ
大事になってくるのが、共感と合意です。合意というのは(発達障害児が)小さいときから一貫して必要なのですが、成人期の自閉スペクトラム症の人たちと接していて強く感じるのは、彼らは自分を理解してほしい、自分の考えに共感してほしいという気持ちが強い人が多いということです。
自分の気持ちがなかなか受け入れられないという気持ちが強くありますので、自分の気持ちがわかってくれる人がいるのだということが感じられるだけでも、ものすごく心強く感じれられる人が多いようです。
引用元: 書籍「自閉スペクトラム症の理解と支援:子どもから大人までの発達障害の臨床経験から」p190〜191 本田秀夫=著
発達障害者というレッテルを貼ることの弊害
冒頭で紹介した西出光さんは、「配慮をしようと率先してくれた場合でも、”発達障害者はこういう人だ”という1つの枠組みの中で判断されてしまう場合がある」と指摘されています。
私の肌感覚でも、確かにこのパターンは非常に多いと思います。よくある例が、発達障害への偏見がある教師の対応です。
我が子の例を申しますと、ADHDの子供は常時多動だと思い込んでいる教師の方がいましたね。ですから、その先生は児童に寄り添うあるいは見守るというよりは、監視するような態度で接していましたから、息子はとても嫌がっていました。
実際、多動のレベルは個人差がありますし、多動の形(現れ方)も多種多様です。例えば、授業中に席を立って動き回る子もいれば、小さく貧乏揺すりをしたり、体や頭がランダムに動いたりする子もいます。また、多動が現れるのは特定の授業のときだけという事例もありますし、むしろ衝動性や不注意の方が目立つ児童もいます。
精神科医の本田秀夫さんは講演「ADHDの支援・治療」の中で、レッテルを貼られた子供の心理をうまく説明しておられますので、紹介します。
実際のところ、ADHDという診断をされることのついて、「ラベルを貼られた」「レッテルを貼られた」ということで抵抗が多い方もいらっしゃるかもしれません。そもそも、精神科の診断には多かれ少なかれどんな時でもつきまとう話なんですね。
でも、レッテルを貼るという言葉というのは、どちらかというとそのレッテルの対象のものに対して上から見下ろして少し軽蔑をしているような認識が見てとれるんですね。
中略
レッテルを貼りたくないという方はADHDの自分もしくはADHDであるご家族の存在を若干否定したいんです。なので、実はADHDが他の人からどう見られるかということを考えたときに、代表的な特徴であるうっかりミスですとか、ちゃんと片付けられないとか、切り替えが悪くて時間にルーズだとか、こういった特徴があるときに、これらはADHDの特徴でもあるわけですけども、「大した問題じゃないから大丈夫だ」とおっしゃる方もいるわけですね。
大丈夫だと言ったときに、二通りの考え方に別れるんですね。「大丈夫だから別に気にしなくていいよ」「多少うっかりミスが多くたっていいじゃないか」と言ってくれるのであれば気が楽なんですね。そういう人に対しては別に診断を付けなくても付けてもきちんと対応してくれます。ところが、大丈夫だと言っている裏では、その問題は努力すれば治るはずだから大丈夫だという認識の仕方をしている人がいるわけです。
そうすると、実は努力すれば問題はなくなるはずだということで、大丈夫だと言っているその裏でその問題を否定しようとしているんですね。否定したいものだから、過剰な努力をその人に要求することになりますし、その努力がなかなか表には見えない相手に対して否定的な感情がだんだん募ってくるんですね。
引用元: YouTube「ADHDの支援・治療(信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部」0:21〜2:50の講演箇所 本田秀夫=演者 shinshuweb=配信
参考情報
● Yahooニュース記事「”配慮されることが当たり前”とは思わない 発達障害の僕が考える”ズレ” 決めつけで生まれる”すれ違い”」 西出光(奥さんは絵本作家の西出弥加さん)=著 2022年7月15日掲載
● ヘルプマーク(PDF) 東京都福祉保健局のホームページ
● 書籍「自閉スペクトラム症の理解と支援:子どもから大人までの発達障害の臨床経験から」 本田秀夫(精神科医・医学博士/信州大学 医学部 教授)=著
● YouTube「ADHDの支援・治療(信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部 本田秀夫)」 本田秀夫(精神科医・医学博士/信州大学 医学部 教授)=演者 shinshuweb=配信
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以上
2022年7月18日
マメタ父さん