息子(ADHD+ASD:高2)は気に入らないことがあるとすぐキレる!
今朝8時ごろ、妻が息子の食卓に空の薬袋が無造作に置かれているのを見つけた。袋の中には薬が一切なくなっていたので、「息子が一気に服用してしまった」と妻は直感的に確信したようです。慌てて私に伝えてきた。
このパターンは今回が2回目なので、私は自らを落ち着かせた上で、息子が一晩で摂取したと思われる薬の種類と量を確認するとともに、安全基準の上限値を上回っているかどうかを調べた。
その結果、薬は精神安定剤のクエチアピンで医師から処方された1日当たりの摂取目安の14倍を一回に摂取したものの安全基準の上限値600mgを下回っていました。
私は、この時点でとりあえず一安心した。
息子の部屋をノックした上でドアを少しだけ開けて声をかけた。「大丈夫」との返事があった。息子は寝ていたが、顔色など外観上の特段の変化はないようだった。息子は目覚まし時計のベルを朝7時に自力で消したことを私は知っていました。
なぜなら、私は隣部屋で目覚ましの音と息子がいつものようにベッドから起き上がる音を聞いていたから。そのとき、「息子が目覚まし時計のベルを消すまでの時間がいつもよりはかなり長いな」とは思った。これも薬の過剰摂取が原因と考えれば辻褄が合う。
私はこれらの状況を総合的に判断して、息子をこのまま寝かすこととしました。1−2時間ごとに息子に「大丈夫か?」と声をかけて安否確認しました。毎回、いつもの息子の声が返ってきた。
どうやら健康被害はなさそうなので、一安心しました。
息子は午後1時30分まで寝ていたが、起床するやいなやデイサービスに向かった。
結局、息子は昼過ぎの午後1時半くらいまで寝ていたが、自力で急に起き上がり、バタバタと支度をして家を出て行った。その間、わずか15分くらいだったと思う。
息子は14時半からのデイサービスにギリギリ間に合って到着したらしい。デイサービスの担当者には薬の過剰摂取の話は伝えてあったので、そのことも含めて今後の復帰計画について色々と話し合ったようです。
その日に限って、息子がデイサービスから帰宅するタイミングがいつもよりも1時間以上遅かったことが、ちょっと気になりました。
そこで、帰宅した息子をしばらく観察していましたが、タイミングを見計って「体調はどうか?」と尋ねたところ、非常に元気な声で「大丈夫」との返答がありました。息子が妻や妹と会話するのをそばで聞いていましたが、至って普通でした。
その日の夜、私は食材の買い物に行った時に「高級寿司」を買って帰った。息子に「お寿司食べる?」と声をかけると、待ち構えていたかのように嬉しそうに返事しました。1分も待たずして、お寿司を開けて食べ始めました。「さすがに、薬の過剰摂取はダメだよ」と優しくいうと、息子は意外にもちょっと神妙にうなずきました。
療育の現状
● 薬の管理は親が厳重にするべきだった!
今回の件を教訓として、薬の管理をより厳重にする必要性を感じました。実は、薬の過剰摂取は今回はが初めてではありません。
以前に、息子はADHDの緩和を目的として毎日摂取しているエビリファイを大量摂取(通常の9倍)したことがあります。
その時も希望通りにならないことに腹を立てて、妻が保管していた薬箱を探し当ててそこにあったエビリファイを全て服用してしまったのです。
それ以来、エビリファイは妻ではなく私が厳重に管理して毎日1錠だけを息子に手渡しするようになりました。ところが、エビリファイ以外にとんぷく薬として摂取している3種の薬(精神安定剤、吐き気止め薬、胃腸薬)については本人任せになっていました。
「なぜ全ての薬をきちんと管理しなかったのだろう」と後悔しています。
● 訪問看護の現状
ちなみに、息子は週2回の訪問看護はトラブルなく受け入れてくれていますが、この1ヶ月は訪問時の午前11時には起床できていません。それでも、看護師さんの力量で、看護が終わることには息子は談笑して機嫌よくフィニッシュしています。
《投稿後追記》
タイトル名にあるマメタ息子の”マメタ”の由縁は、絵本「モチモチの木」です。詳細は2022年2月6日の投稿記事(事後報告)をご覧ください。
参考情報
●【まとめ記事】マメタ家の紹介と近況報告
●【まとめ記事】発達障害者の学歴とキャリアの成功事例
●【まとめ記事】発達障害者(知的障害を含む)のご家族の学歴とキャリアの成功事例
以上
2022年1月21日
マメタ父さん