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● 息子は唯一の親友であるB君に夢中!
息子(ADHD+ASD:高2)は2日ほど前からソワソワしています。なぜかというと、親友のB君(精神疾患あり:高2)と一緒に18ー19日にかけて1泊2日で岡山県(最寄駅から新幹線で1時間弱)に旅行することがとても待ち遠しいです。
まだ、2日も余裕があるというのに、持っていくものをショルダーバックに詰めたり、行先の観光名所をネットで調べたりしているようです。
息子はADHDの特性もあって、基本的に電車の乗り継ぎや行動の時間管理が苦手なので、全てA君が計画を立てて段取りすることになっています。
もともとA君は一人で旅行に行くことを計画していたようですが、それに息子が便乗する形で同伴させてもらうことになりました。
B君は息子にとって唯一の親友です。実のところ、息子にとっては旅行が楽しみというよりもB君に夢中なのです。毎日、B君と電話やチャットを長時間しています。ちょっとストーカー気味に見えなくもないのですが、今のところ互いに仲良く楽しんでいます。
B君は1ヶ月に1回くらいの割合で自宅まで10kmの道のりを自転車でやってきます。息子の部屋からは二人の楽しそうな笑い声が聞こえてきます。A君のおかげて息子の精神状態も割と安定していると言えるので、親としては嬉しいものです。
● 息子とB君との出会い
息子とB君の出会いは1年半ほど前で、精神病院の閉鎖病棟です。あまり詳しくは言えませんが、B君も精神疾患があります。ちなみに、B君は定期的に入退院を繰り返しており、年末まで1ヶ月ほど精神不安定で入院していました。
その間、息子は何度がお見舞いに行ったようです。なぜ私が知っているかというと、そういう時だけ「お菓子をB君に届けたい」と私にお小遣いを要求してくるからです。
そんなわけで、二人は波長が合ったのでしょう。お互いの学校は異なりますが、同じ高校2年生ですから付き合いやすいのかもしれません。
息子はB君と過ごす時間が楽しすぎて切り上げられず、深夜まで帰宅しなかったこともあります。こんなとき、親としては微妙に切なさを感じるのです。
かつて、息子には同じクラスメイトで仲の良い親友A君がいました。A君とは毎日のように電話やチャットを楽しみ、何度が泊まりに行くほどの間柄でした。
ところが、1年ほど経ったあたりでトラブル(学校と双方の家族を巻き込むほどの大問題になりました)になり、息子とA君は疎遠になりました。
結果的にそれが原因で息子は不登校になり、昨年度の10月から休学しています。それゆえ、親心としては、B君とは同じ失敗を繰り返さずに末長く良き親友同士であり続けてほしいと願うばかりです。
二人にとっては最も楽しい青春期ですから、私たち家族は大目に見ています。だから、今回の1泊2日の旅行も許可しました。とは言え、オミクロン株によるコロナ感染が急増していることもあってこの時期の旅行は内心では賛同していません。
心配性の私は、「彼らに事故がないこと」、「天候不良や寒波がこないこと」、「コロナに感性しないこと」を祈るばかりです。
療育
体調は波がありますが、この1週間は割と良いみたいです。ただし、毎朝、9時までに起床できることはほぼなく、ほとんど11時以降まで寝ています。
ある時は早朝4時に起きて散歩に出かけたかと思えば、二度寝で14時まで爆睡ということもありました。
ADHD治療薬はほぼ毎日摂取しますが、1週間に1回くらいの頻度で飲み忘れます。夕方以降になっても摂取していない時は、私や妻が2−3回ほど飲むように促すのですが、なかなか飲んでくれません。
そこで、飲み忘れた時は、翌朝11時の訪問看護のときに看護師から息子にその場で直ちに飲むように促してもらったところ、息子は素直に飲むのです。
訪問看護
毎週2回(火曜と木曜の11時)の訪問看護サービスを利用しています。看護師が来た時は息子はほぼ寝ています。そんな時でも看護師は慣れたもので、遠慮なく息子に部屋に入っていきます。5分もすると互いの笑い声が聞こえてきます。
たまに息子は私の悪口を看護師に言っているみたいです。そんな時は、看護師は私に対して柔らかい口調で注意します。ときには「お父さんはしばらく息子さんに話しかけない方がいいですよ」と言われたこともあります。
でも内容をよく聞いてみると、息子はどうも事実と違うことを看護師に言っているみたいなんだよね。これが息子の思い込みなのか、わざとなのかはわかりません。
ここで私達保護者が気をつけないといけないことは、もしかすると私や妻が無意識のうちに息子を精神的に追い込んでいる可能性があるという点です。
つまり、息子が嘘をつなければならない理由が私達保護者の側にあるかもしれません。その点も客観的にしっかりと検証すべきだと思っています。
ちなみに、私が息子の嘘を咎めることはありません。このあたりはファジーにやり過ごしていますが、そのうちに自然と息子との仲も普通に戻ります。
デイサービス
この2ヶ月、息子は毎週1回(金曜日の11時)のデイサービスに大幅に遅刻するか、欠席するかのいずれかでした。そこで、14日から開始時間を午前11時から午後2時30分に変更してもらったところ、遅刻することなく行けました。
ちなみに、デイサービスの目的は復学するためのリハビリテーションですから、そこで勉強をしているわけではありません。
スタッフの方と会話を通じて近況を報告したり、今後の方向性や4月からの登校復帰に向けたロードマップを検討しています。
このパターンで来週も継続できれば、デイサービスの頻度を週2のペースに変更する予定です。ちなみに、訪問看護は週1回(火曜11時)に今週から変更予定です。
《編集後記》
タイトル名にあるマメタ息子の”マメタ”の由縁は、絵本「モチモチの木」です。詳細は2022年2月6日の投稿記事(事後報告)をご覧ください。
参考情報
● 発達障害者(知的障害を含む)のご家族の学歴とキャリアの成功事例
以上
2022年1月16日
マメタ父さん